「どうしましょうか?」
送って下さった鈴木社長が訪ねた。
「後は、山形空港に行く手段は何がありますか?」
「バスとかでしょうか・・・。駅に行けば、バスが動いてるかもしれません。」
鈴木社長の言葉を信じて、
「じゃー、仙台駅にお願いします。」と、Uターンをしました。
鈴木社長の車のガソリンも減っていく。
走る車・・・。
車内には、5人も居るのに、ほとんど会話がない。
私も何か話さなければと思いながらも、
言葉が見つからないのだった・・・。
また、20分以上は走っただろうか?
向かっている方向が、明るくなってきた。
仙台駅付近に近づいた。
なんと!
仙台駅周辺は、電気がついていた。
その周辺だけ、地震と津波が起こったと思えないくらい、
ふつーの夜の光景だった・・・・。
「鈴木社長、ここで結構です。あとは、自分達でなんとかしていきます。」
何よりも、鈴木社長の自宅付近が、大変なことになっているのに、
いつまでも、私達につき合わせる訳にいかない。
鈴木社長と固い握手を交わした。
「無事に帰って下さい!」、「もちろんです。ありがとうございます。」
大きなエネルギーをもらった。
「降ろしてもらったはいいが、ここからどうしよう?」
って感じだ。
私は真っ先に、20くらいあるバスの発着所を走り回った。
山形行きを見つけるためだ。
「あった!」
山形駅行きを見つけた。 見つけたはいいが、かーーーなりの人!
200人くらいはいたような・・・。
4人で話し合った結果、
「タクシーにしよう!」となった。。。
そこからみんなでタクシーを止めた。
なかなか止まってくれない。
止まったと思ったら、「山形までは、いけない。」と言う返事が多かった。
しかし、神様は私達を見捨てなかった。
タクシーを見つけて来てくれたのだ。
皆の荷物を積み込み、一路、山形空港を目指した。
仙台駅を離れると、
真っ暗闇に吸い込まれていった。






