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いぶし瓦

代表的な瓦

いぶしと呼ばれる燻化を行い渋い銀色の光沢を持つ

いぶし瓦

代表的な瓦。いぶしと呼ばれる燻化を行い渋い銀色の光沢を持っています。
銀色瓦、黒瓦とも呼ばれ、いぶし銀のような色とつやをした瓦です。焼成の最後の段階で燻化し、瓦の表面に炭素の微粉をつきさすように付着させたものです。
以前はだるま窯を使い、200から250℃で「あぶり」として10時間、さらに550から700℃で「中だき」として6時間、850から1000℃で「本だき」として2時間、同じ温度で2時間の「練らしだき」を行っています。この段階で煙出し穴を閉じて、松薪、松葉などを入れて焚き口など全てを閉めて燻しを始めます。炭素と水分が化合して炭化水素となり、瓦の表面に付着ます。
現在では重油のトンネル窯を改良した還元窯により、燻し瓦も大量生産されています。

いぶし瓦画像

瓦の標準スペック(J形いぶし瓦の場合) ●長さ/305mm
●幅/305mm
●働き寸法/長さ=235mm・幅=265mm
●許容差/±4mm
●谷の深さ(山の高さ)/35mm以上
●3.3平米あたりのふき枚数(概数)/53枚
●3.3平米あたりのふき重量(kg)/約143kg

いぶし瓦は釉薬を使わず、焼成したあとに空気を完全に遮断、「むし焼き」にする燻化工程が特徴です。このときLPGなどで素地表面に銀色の炭素膜を形成させます。
釉薬を用いず、素焼きにしたり、金属酸化物を原料に練り込んだり、窯内の雰囲気を酸化、還元などコントロールすることで独特の窯変色を出す瓦は、いぶし瓦と同じ無釉系でも燻化工程がなく、無釉瓦として区別します。



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