川畑瓦工業

トップページ > 瓦屋社長日記 > 東日本大震災 > 東日本大震災 その4

東日本大震災 その4

みんな言葉がでない。

目の前の津波は、嘘だと思いたかった。

 

3時間前に歩いていた塩釜駅のロータリーが、

無残にも濁流に飲み込まれていた。

 線路と駅は地上5メートルくらいの所にあったので、

直接津波はかぶっていない。

しかし、1階にあった観光案内所や、私が昼食を買った売店、

そこに居た人達はどうなったんだろう。。

 

ちゃんと避難したのだろうか・・・?

いろいろな不安がよぎります。

 避難している人たちは、

どうすることも、何をすることも出来なくて、

ただ、ぼーっとしているだけだった。

 

こんな時の時間はゆっくり過ぎていく。

雪がどんどん強くなり、外にいる私たちに積もる。

「おいおい、今夜はここで過ごすのかなー?」

と、薄暗くなっていく空を見つめ鹿児島を思い出していた。

 

津波が来てから、1時間くらいたっただろうか?

かなり水が引いてきたので、高台から下の道路へ降りてみることにした。

 siogama1.jpg

凄い。

凄すぎる光景。

 

ホテル前の道路が見えない。

さっき自分が歩いてきた道路だ。

もし、時間が早まっていたらと思うとぞっとした。

自然の力はすごい。

 

 また、避難場所に上にあがっていった。

すると、近所に家がある人が大きな声で案内していた。

トイレが必要な方は、私の家をお使いください。

何人かの人が「ありがとうございます。」と

家に入っていく姿が見えた。

 

しばらくたってから、ホテルのスタッフの方が、

「ホテルにお戻りください。」案内をして下さった。

「今夜は、ここに泊まれるんだ。。。」

 少しだけホッとした。

降りる途中ホテルの前を見てみた。

だいぶ水は減っていた。

siogama2.jpg

 

 

 

初めてのリフォーム川畑瓦工業についてリフォーム費用のこと新卒採用リクルートLINE@
トップへ戻る