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東日本大震災 その10

季節は真夏。 お盆休みが待ち遠しい瓦屋社長です。

昨日のテレビやラジオで、「大震災から5ヶ月が経ちました。」

と言っていました。

「あの日から、5ヶ月も経ったんだ。。。」

私も毎日時間に追われ、今では、何事もなかった生活をしている。

被災地の人達は、長い5ヶ月だったに違いない。

そう考えると、「私達だけ・・・、申し訳ない。」という気持ちになってくる。。。

 

 

 

雪が降っていた昨日とは違い、晴天で少し暖かい。

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皆と一緒に、多賀城市の避難所を目指した。

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後でわかったことだが、もくもくと上がる黒い煙は、

海岸にある新日本石油関係の施設だったらしい。。。

 

2時間くらいかかっただろうか・・・。

やっと、多賀城市の施設の避難所にたどり着いた。

しかし、溢れる人。 とてもゆっくりできるスペースなどない。

かなり大きな施設なのだが、それ以上に、

避難している人の数が多すぎるのだ。

歩き回って、座るだけのスペースを見つけ荷物を置いた。

 

すると、「食料の調達ができないだろうか?」

と誰かがいった。

そうだ。少しの飲み水は、ホテルからもらってきたのだが、

何も食べるものがない。

4、5人で、買い出しに出かけることにした。

 

施設をでて、全く知らない土地を歩く。

偶然にも、スーパーの袋を持った人とすれ違った。

「どこにスーパーがあるのですか?」聞くと、親切に教えてくれた。

「あったー!」店が見つかった。。。

長蛇の列ができていた。

最後尾に並ぼうとした時、お店の人に声を掛けられた。

「すみませんが、ここで終わりです。」

目の前で締め切られた。

「えーーー!!何でですか?」と私達、

「品物がないんです。」

そう言われると、どうしようもない。。。

 

そこを出て、新しい店を探して歩いた。

川があり、橋の上では、爆発に備えている消防車が待機していた。

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この消防隊は、長野市から来ていました。

何台もいました。いつまでいらしたのだろうか・・・。

 

さらに20分くらい歩いてやっと、スーパーを見つけられた。

人が沢山ならんでいる。

最後尾にならんだ。

ここでは、まだ品物がありそうだ。

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日本人ってすばらしい。

こんな緊急事態でも、しっかり並び待つことができる。

「お先にどうぞ。」と、困った人がいたら譲ることもする。

第90代内閣総理大臣、安倍総理が所信演説で使われた言葉、

 

「美しき国、日本」

 

人の心も、国の姿も美しい。

まさにこの言葉通りの国だ。

 

 

 

 

 

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